去る12月19日、PwC Japanグループの大手町パークビル東京オフィスにて『Emerging Trends in Real Estate® 2023アジア太平洋日本語版』発刊記念会が開催されました。毎年恒例のULI会員限定イベントは、新型コロナウイルス感染症の流行によりオンラインでの開催に移行して以来、2年ぶりとなる対面式での開催となりました。PwC税理士法人 パートナーの高木 宏氏による挨拶で幕を開けし、ULIジャパン エグゼクティブ・ディレクター のマイク・オーエンによる開会講演「アジアと日本の不動産市場の10のトレンド」に続き、フォートレス・インベストメント・グループ合同会社日本代表の山下明男氏のモデレートの下、パネルディスカッションが行われ、アクサ・インベストメント・マネージャーズ株式会社からリアルアセッツ アジア太平洋地域統括責任者のローラン・ジャックマン氏、モルガン・スタンレー・キャピタル株式会社から代表取締役社長の坂東徹氏がゲストパネリストとして参加しました。

経験豊富な講演者が自身の経験と知識をもとに、多くのテーマについて来年の展望を示しました。参加者の一人は「このイベントに来ると、来年は何に注意すればよいかがわかる。業界の第一線で活躍する講演者による信頼性と確度の高い情報に触れることができる」と述べています。

注目すべき新たなトレンドとして、円安と低金利を背景に、日本は海外から投資先として人気を集め、昨年から活発化している投資・買収の動きは当面収束する気配はないこと、そしてESGが引き続き重要な課題となり、ネットゼロカーボンの実現に焦点が移ると予想されます。