UrbanPlan(アーバンプラン)
UrbanPlanの使命は、よりよい地域社会の実現に向けて、明日の有権者、コミュニティ・リーダー、官公吏、土地利用専門家の教育を通じて、土地利用の決定に関わる現地利害関係者間における高次元の議論を生み出すことです。
UrbanPlan(アーバンプラン)とは?
UrbanPlanは、コミュニティにおける不動産開発に影響を及ぼす基本的な要因について学ぶ実践的な参加型の演習プログラムです。
高校生、大学生、官公吏などの参加者は演習を通じて、困難な課題、官民分野の役割、複雑なトレードオフ、基礎経済学を経験し、厄介な成長課題に対して現実的な土地利用ソリューションを提案します。
このグローバルな取り組みではまた教室でのシミュレーション実習を行い、学生は開発チームを組んで分析を行い、都市部の荒廃地区の再開発に関する架空の「提案依頼」に対応します。ULIのUrbanPlanリージョナルディレクターは教師役にクラスの進め方を指南するほか、ナショナル・カウンシルに出向き演習に参加するボランティアを指導します。
UrbanPlan–日本での取組み
2019年2月、ボランティア訓練セッション第1回が東京で開催され、16名が参加しました。本来15時間に及ぶカリキュラムを7時間に凝縮し、経験豊かな不動産専門家と都市計画を専攻する大学生・大学院生は、都市開発における視点や短時間でも発揮されるチームワークの重要性について、苦戦しながらも学びました。
2019年6月、上記訓練の参加者と新規メンバーが筑波大学を訪れ、学生と試験セッションを行いました。7時間に及ぶプログラムを通じて、学生とともに、ボランティアもファシリテーターの役割について実践的な知識を習得しました。
コロナ禍の2021年には筑波大学、明治大学、早稲田大学の学生らと2日間にわたるオンラインワークショップを開催。日本のメンバーのみならず、アジア太平洋のULIメンバーがボランティアとして加わり、国際色豊かな体験を提供しました。
日本で行われるUrbanPlanは大学や高等学校に焦点を当てています。今後は地方行政や公的機関との連携拡大も視野に入れて展開してまいります。
UrbanPlanへの参加方法
ボランティアとして参加
ULI会員限定の特別な機会にご参加ください。次回トレーニングセッション(日程未定)への参加を希望される方は、ULIジャパン事務局までご連絡ください。連絡網に登録し、今後ご案内をお送りいたします。
パートナーシップ
高校や大学、公的機関の職員の方でUrbanPlanへの参加を希望される方は、ULIジャパン事務局までお問い合わせください。ワークショップは日本語・英語のどちらでも行うことができます。なお現在、テキスト等の資料は英語のみでの提供となりますので、ご了承ください。
寄付金募集
ULIでは、アニュアル・ファンド(Annual Fund)を通じて会員の皆様から寄せられた寄付金をもとに、学術機関を対象に、UrbanPlanプログラムを無料で実施しています。アニュアル・ファンドのウェブサイトから、プログラム名をご指定の上、カードまたは小切手で寄付を行うことができます。日本国内銀行からの振り込みによる寄付については、ULIジャパンまでご連絡ください。