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ULIジャパン x PwC Japanグループ、『Emerging Trends in Real Estate® 2023 アジア太平洋日本語版』 発刊記念イベントを開催
去る12月19日、PwC Japanグループの大手町パークビル東京オフィスにて『Emerging Trends in Real Estate® 2023アジア太平洋日本語版』発刊記念会が開催されました。
2023年3月25日(土曜日)
3月22日(水)、ULIジャパンは、全3回となるESGxプロップテック年間シリーズの第1回目「これまでの進化と現状」を開催しました。
3月22日(水)、ULIジャパンは、全3回となるESGxプロップテック年間シリーズの第1回目「これまでの進化と現状」を開催しました。日本におけるプロテックとESGの分野を先導する公演陣を迎え、欧米に大きく遅れをとる日本市場の現状に、変化の兆しを認識するイベントとなりました。
3月22日(水)、ULIジャパンは、全3回となるESGxプロップテック年間シリーズの第1回目「これまでの進化と現状」を開催しました。日本におけるプロテックとESGの分野を先導する公演陣を迎え、欧米に大きく遅れをとる日本市場の現状に、変化の兆しを認識するイベントとなりました。
イノベーションに対して腰が重いイメージが根強い日本企業では、海外企業や海外諸国が革新的で効率的な新しい手法を取り入れ始めても、着手までに時間がかかることが課題となってきました。言葉の壁や制度的な障壁に阻まれ、日本でのローカリゼーションの困難さに直面する外国企業も数多い中、今回のイベントでは、日本の各企業で実際に行われているESG/プロップテックの革新的な取組が紹介されました。
イベントは、佐藤文昭氏(東急不動産ホールディングス株式会社 グループ企画戦略部 企画戦略グループ 課長)による基調講演で始まりました。佐藤氏は、市場概況に続き、東急不動産ホールディングスで行われている事業事例を紹介。プロテックとまちづくりの様々な側面について、失敗談や改善点を交えて語ったほか、プロテックの限界を試すような現在進行中の重要なプロジェクトについて説明しました。ライナフとの共同プロジェクトでは、配送トラックによるCO2排出量の削減を目指し、株式会社トライエッティングと東急リゾートとの提携では、スタッフのスキルや勤務体系をマッチングし最適化するスマートスタッフィング アプリを開発。さらにNFTを使って人気のパウダースキーリゾート、ニセコ東急へのアクセス管理を試みるHashPaletteとの事業など、プロジェクトは多岐にわたります。
続くセッションでは、株式会社東京ガスとCSRデザイン環境投資顧問株式会社、アクサ・リアル・エステート・インベストメント・マネジャーズ・ ジャパン株式会社と株式会社GOYOHの2つのグループが、それぞれ 東京ガスとアクサIMが取り組む、エネルギー効率と社会・地域開発の両面におけるプロテックの導入事例を紹介しました。
イベントの最後は、村上聡氏(MetaPropディレクター、アジアパシフィックリード)と、塗矢眞介氏(株式会社シーラテクノロジーズ最高投資責任者)によるディスカッションが飾りました。塗矢氏は、不動産市場に内在する市場の非効率性やデジタル化の遅れを解決する手段として、SYLA社が提供する日本最大の不動産クラウドファンディング「リマワリ君」を紹介。 村上氏と共に、サステナブルなプレハブ集合住宅を開発し、体積炭素と営業炭素の大幅削減に成功しているJunoをはじめとする米国MetaProp社の事業事例を紹介しました。
村上氏は、日本市場への参入の難しさを認め、建築技術や材料に関する言語の違いが主な制限要因であるとしながらも、米国で成功を収めている事業は日本市場にも適応できると強調しました。
次回、第2回目のイベントは、6月に開催予定です。今後もESGとプロテック施策の進展に注目して参ります。
5月18日に開催されるULI ジャパン スプリング・カンファレンス2023と同日に開催されるカウンシルミーティングでも、プロテックに関するディスカッションが予定されています。投資家、デベロッパー、建築家などからなるULI ジャパンのリーダーシップを対象に、不動産業界のリーダー達が情報満載のセッションを行います。
スプリング・カンファレンス2023の詳細および参加登録は、ウェブサイトをご覧ください。https://ulijapanconference.org/en/index.php
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